ピアノ
韓国の国宝級アーティスト
クンウー ·パイク (白建宇)
ソウル生まれ。ジュリアード音楽院にてロジナ·レヴィーンに師事。さらにイローナ·カボス、グイド·アゴスティ、ヴィルヘルム·ケンプのもとでも研鑽を積んだ。ナウムブルク·コンクールに入賞後、ブゾーニ国際ピアノ·コンクールで優勝。
ニューヨークのリンカーン·センターでリサイタル、カーネギー·ホールでオーケストラ·デビューを果たし、国際的な演奏活動を開始。
これまで指揮者ではマゼール、ヤンソンス、サヴァリッシュ、キタエンコ、インバル、テミルカーノフ、ヴィットなどと共演。オーケストラではニューヨーク·フィル、サンクトペテルブルク·フィル、ロンドン響、BBC響、パリ管、ベルリン響、ワルシャワ· フィル、イギリス室内管等と共演。
録音も数多く、「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全曲」は1993年に年間最優秀ディアパゾン金賞およびフランスのヌーヴェル·アカデミー·ドゥ·ディスク賞を受賞。その後デッカ·レーベルの専属アーティストとして録音を重ね、いずれも高い評価を得ている。2005年には、デッカ·レーベルでベートーヴェンのピアノ·ソナタ全曲の録音を開始し、「パイクのドラマを組み立てていくセンス、ウィット、絶妙なニュアンス、考え抜かれた和音のコントロール、敏速な指が織り成す超絶技巧…その全てが素晴らしい」 (インディペンデント紙)等と絶賛された。最近ではドイツグラモフォン·レーベルで「ショパンのノクターン全集」(2019年)、「シューマン作品集」(2020年)を発表している。
現在、パリ在住。1993年から2014年までフランス·ディナールのエメラルド·コースト音楽祭の芸術監督を務める。2000年フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章。
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