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ピアノ

第19回ショパン国際ピアノ・コンクール 第2位

​ケヴィン・チェン

Kevin Chen

「華麗なテクニックと結びついた、精緻、美、知性。」

Chrisopher Axworthy(2023年8月6日 ドゥシニキ国際ピアノ音楽祭での演奏)

2023年8月ラ・ロック・ダンテロン国際音楽祭でのリサイタル評

カナダ出身の18歳のヴィルトゥオーゾ、ケヴィン・チェンが多面的なロマン派プログラムを引っ提げてラ・ロック・ダンテロンの舞台に立った。のっけからリストの《無調のバガテル》に挑んだチェンは、ワーグナー/リスト編曲の《イゾルデの死》では、まるで催眠術のような演奏で会場の緊張を一気に高めた。
異彩を放ったのは《エステ荘の噴水》で、甘美な高音域は絶品。野外で目を閉じて聞き入る聴衆を、彼方の“夏の夜の夢”の陶酔へといざなった。
《ジュネーヴの鐘》を弾くチェンの指は、リズムの加速に伴って巧みに飛び跳ね、リスト編《ベッリーニ「ノルマ」の回想》では、雄大な表現で曲を手なずけてみせる。(略)ショパンに捧げる後半の幕開けでは、美しい《バラード へ短調》でオクターヴの洪水を冷静にコントロールしつつ、情感のこもった音楽性を聞かせ、観客から割れんばかりの拍手を送られた。《12の練習曲》——非の打ちどころのない《革命》のエチュードだった——の全曲演奏は、チェンの確かな才能が、今後の円熟に一切の疑念を寄せつけないことを知らしめた。

仏紙『ラ・プロヴァンス』2023年8月6日, Sabrina Testa

●特集記事「この夏、必聴:新進の演奏家10人」の一人としてフランスの全国紙『フィガロ』で紹介されました
半年前に17歳の若さでジュネーヴ国際コンクールの覇者となって以来、“ケヴィン・チェン・ブーム”から逃れることは不可能である。しかもそれは、カルガリー出身の若き偉才チェンにとって、自身初の快挙ではなかった。1年前にはブダペストのリスト国際コンクールで優勝していたからだ。チェンは演奏者として、またコンテスタントとして(テルアビブのルービンシュタイン国際コンクールでも第1位に輝いた!)の活躍に加え、(略)作曲家としても驚異の才能を発揮し、4作の交響曲と1作のピアノ協奏曲を含む約100曲をすでに書き上げているという。ここまで読んだ読者諸君は、チェンが母国の王立音楽院にて史上最年少(8歳)で学士号を取得したと聞いても、さほど驚かないのではあるまいか?

仏紙『フィガロ』2023年6月19日

ケヴィン・チェンは、2022年第76回ジュネーブ国際音楽コンクール優勝、2023年第17回アルトゥール・ルービンシュタイン・ピアノコンクール優勝という快挙を成し遂げ、いま世界で最も注目を集めている10代のピアニスト。5歳でピアノを始め、8歳でカナダ音楽コンクールに優勝、10歳になる前にはカナダ放送協会による「30歳以下の注目すべきカナダ人クラシック演奏家30人」、そしてマクリーンズ誌による「100人の注目すべきカナダ人」の一人に選出された。上記のコンクールのほかにも、ハンガリーのブダペストで開催されたフランツ・リスト国際ピアノ・コンクール(2021年9月)では史上最年少の出場者として、かつその年の最年少の受賞者として優勝。また、スイスのルガーノで開催されたモーツァルト国際ピアノコンクール(2020年8月)、サウスカロライナ州で開催されたヒルトン・ヘッド国際ピアノコンクール(2020年
3月)、そしてミネソタ州ミネアポリスで開催された国際ピアノコンクール(2019年7月)でも、それぞれすべて優勝を果たした。

7歳のときからオーケストラと演奏しており、ミネソタ管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ハンガリー国立管弦楽団などと共演、また音楽祭ではラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ドゥシニキのショパン国際音楽祭、ワルシャワの「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭、オックスフォード・ピアノ音楽祭などに招かれている。

現在ハノーヴァー音楽大学でアリエ・ヴァルディに師事、それ以前はマリリン・エングルやコリーン・アスパルヤに師事している。

彼は19歳にしてすでに熟達したピアニストであり作曲家でもある。オーケストラとピアノのための作曲に才能を発揮し、委嘱作品、その演奏は高い評価を得て、これまでに5曲の作品が出版されている。

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《2025》 ソロ・リサイタル 2025年2月15日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール 2025年2月16日(日) 14:00 名古屋 電気文化会館ザ・コンサートホール 2025年2月19日(水) 19:00 ミューザ川崎

合同会社 ノヴェレッテ   Novellette Artists Management

設立:2019年11月

代表:板垣千佳子

お茶の水女子大学卒業。1988年より株式会社KAJIMOTO(旧称:梶本音楽事務所)に勤務し、国内外アーティストのマネージャーやラ・フォル・ジュルネ音楽祭の制作室長を務める。
2018
年に退社後、2019年合同会社ノヴェレッテを設立した。
青山学院大学 総合文化政策学部 非常勤講師。

著書:ラドゥ・ルプーは語らない。

業務内容:

*クラシックの音楽家のマネジメント

*コンサートの企画制作

*海外アーティストの招聘

*ツアー・アテンド(英語・フランス語)

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