
ピアノ
ジェイデン・アイジク=ズルコ
Jaeden Izik-Dzurko
2024年リーズ国際コンクール 優勝
2024年モントリオール国際コンクール 優勝
2022年マリア・カナルス国際コンクール 優勝
2022年サンタンデール国際コンクール 優勝
ジェイデン・アイジク=ズルコは、コンクールの結果や華々しい広告宣伝ばかりが物を言う世界において、真摯な演奏家として異彩を放っている。このさき注視すべき存在!
by Bachtrack
ジェイデン・アイジク=ズルコは、2024年にリーズ国際ピアノ・コンクールで優勝した25歳のカナダ人ピアニスト。彼のコミュニケーション能力、洗練された技術的な卓越、芸術的成熟は、聴衆はもちろんのこと、批評家や作曲家たちからも称賛されている。彼はリーズでの優勝の数カ月前にも2024年5月のモントリオール国際コンクールで、カナダ人初の優勝者となった。遡る2022年にはヒルトン・ヘッド、マリア・カナルス、パロマ・オシア・サンタンデールの各国際コンクールで優勝し、国際的な評価を得ている。
マドリードの国立音楽堂、カーネギーホールのワイル・リサイタル・ホール、バンクーバー・リサイタル・ソサエティ、ミュンヘンのキュンストラーハウス、パリのサル・コルトーなどの著名なホールでリサイタル・デビューを飾ったほか、近年はモントリオール交響楽団、スペインのRTVE交響楽団、マドリード交響楽団、ビルバオ交響楽団、オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団などと共演している。また彼の演奏は、BBC Radio 3やBBC4 TV、CBC Radio、WQXR、medici.tvなどで聴くことができる。
2025年シーズンのハイライトは、ナショナル・アーツ・センター管弦楽団やロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との共演のほか、パリのルイ・ヴィトン財団、ラインガウ音楽祭、ウィグモアホールでのソロ・リサイタル・デビューなどが挙げられる。同年春には韓国ツアーを行うほか、スタインウェイ入賞者コンサート・ネットワークを通じて、リサイタルやヨーロッパ各地のオーケストラと共演する。2024年10月には、リーズでの演奏の録音がワーナー・クラシックスからリリースされた。
2024年にはボルレッティ=ブイトーニ・トラスト・フェローシップを授与された。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州サーモン・アームで生まれ育ち、ニューヨークのジュリアード音楽院のヨヘヴェド・カプリンスキーのもとで音楽学士号を、ブリティッシュ・コロンビア大学ではコリー・ハムのもとで音楽修士号を取得。現在、デトモルト音楽大学でヤコブ・ロイシュナーに、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院でベネデット・ルポに師事している。
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