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ピアノ
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イ・ヒョク

Hyuk Lee 

太陽のようなピアニスト、イ・ヒョクが、目くるめく演奏技術と天性のドラマトゥルギーのセンスで聴衆を感動させた

『クラシカ』2022年11月より

2022年11月、イ・ヒョクはパリで開催されたロン=ティボー国際ピアノ・コンクールにおいて、プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を卓越した解釈をもって演奏し、みごと優勝した。


2000年にソウルで生まれる。2023年5月にはパリのエコール・ノルマル音楽院ピアノ科を首席で卒業し、現在既に40以上のピアノ協奏曲と無数のピアノ独奏曲をレパートリーに持つ。3歳の頃ピアノとヴァイオリンを同時に習い始めて音楽の世界に足を踏み入れ、14歳からはモスクワに留学。モスクワ音楽院でウラディミール・オフチニコフに師事し、幅広いレパートリーを身に着け、音楽家としての研鑽を積んでいく。2013年からはウィーン国立音楽大学のシュテファン・アーノルドに師事、ドイツ・オーストリア音楽に対する造詣を深めた。16歳となった2016年には史上最年少参加者としてポーランドのパデレフスキ国際ピアノ・コンクールで優勝。2018年には浜松国際ピアノ・コンクールで第3位入賞。
 
ショパンを深く敬愛しており、若いピアニストのためのモスクワ国際ショパン・コンクール(2012)で第1位およびコンチェルト賞を受賞したほか、2021年に行われた第18回ショパン国際ピアノ・コンクールではファイナリストに選出された。同年末には第17回アニマート・ショパン・コンクールで優勝。エコールノルマル音楽院では全額支給奨学金を授与された。これまでワルシャワのフィルハーモニーホール、パリのシャトレ座やサル・コルトー、プラハの芸術家の家やスメタナホール、モスクワ音楽院大ホール、クラクフ・フィルハーモニーホール、ルービンシュタイン・フィルハーモニーホール、オランダのフリッツ・フィリップス音楽堂、チボリのブレーデンブルフ、ソウルのアーツセンターやロッテコンサートホールなど著名な会場で演奏。そしてワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ放送交響楽団、ウクライナ国立フィルハーモニー交響楽団、ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団、シンフォニエッタ・クラコヴィアなどと共演している。
 
2024年はモンペリエ音楽祭、ラ・シェーズ=デュー音楽祭、ル・トゥケ国際ピアノ音楽祭、ワジェンキ公園ショパン・コンサートなどに出演予定であるほか、ワルシャワ・フィルハーモニーホール、ヴェルサイユ王立歌劇場、バーデン=バーデン祝祭劇場、コロン劇場、シャンゼリゼ劇場、ルドルフィヌム、ソウル・アーツ・センターなど多数の会場で演奏。
 
実弟のイ・ヒョとともに2台ピアノによるコンサートも行っている。2023年から2024年にかけて、ベートーヴェン(リスト編)「第9」、ラフマニノフ「交響的舞曲」、ガーシュウィン(グレインジャー編)「ポーギーとベス」、サン=サーンス「動物の謝肉祭」、カプースチン「シンフォニエッタ」、マルケス「ダンソン・ヌメロ・ドス」などを弾くコンサートを各地で開催する。
 
ピアノだけではなく、ヴァイオリンやチェスにも熱心に取り組む。ヴァイオリンは現在も学び続けているほか、コンサートのスケジュールの合間を縫ってチェスの国際大会に出場。国際チェス連盟の世界ランキングにも名を連ねる。

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《2024》 クリスティーナ・ポスカ指揮/NHK交響楽団 2024年7月27日(土) 15:30 NHKホール 2024年7月30日(日) 19:00 とりぎん文化会館 梨花ホール グリーグ:ピアノ協奏曲(27日は第1楽章のみ)

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