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​ヴァイオリン

​毛利 文香

Fumika Mohri

毛利は、シベリウスの協奏曲の真髄を理解しているという点で、多くの演奏者たちとは一線を画している――この曲を客観的に眺め、描き出すことはせず、この曲につかみかかり、食らいついていく。音程は非の打ち所なく正確で、サウンドも魅力的だった。記録資料を頼りにベンジャミン・バイルマン(2010年)と毛利文香(2019年)の演奏を聴き比べれば、当コンクールの16年の歴史上“最高のシベリウス”を堪能できるはずだ!毛利の演奏はそれほど素晴らしい演奏であったし、私たちの手中にある記録映像は、その歴とした証である。

— Christophe Huss「ル・ドゥヴォワール誌」,

2019年モントリオール国際コンクールの演奏に際して

2012年に第8回ソウル国際音楽コンクールにて、日本人として初めて最年少で優勝。2015年に第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位およびエリザベート王妃国際音楽コンクールにて第6位入賞。2019年にモントリオール国際音楽コンクールにて第3位入賞。これまでに、川崎市アゼリア輝賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。

ソリストとして、神奈川フィル、東京フィル、東京シティ・フィル、東京交響楽団、群馬交響楽団、大阪交響楽団、韓国交響楽団、ベルギー国立管、クレメラータ・バルティカ、ヨーロッパ室内管など、国内外の主要なオーケストラと共演を重ねるほか、サー・アンドラーシュ・シフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、タベア・ツィンマーマン、イリヤ・グリンゴルツ、堤剛、今井信子、伊藤恵などの著名なアーティストとの共演も数多い。また、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、イタリア・チェルヴォ音楽祭、クロンベルクアカデミー・フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ、シャネル・ピグマリオン・デイズ等に出演。

​録音はナクソスより​「サン=ジョルジュ​:ヴァイオリン協奏曲」を2023年6月にインターナショナル・リリース。

ヴァイオリンを田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。慶應義塾大学文学部卒業。2015年よりドイツ・クロンベルクアカデミーを経て、現在はケルン音楽大学でミハエラ・マーティンに師事している。

​トリオ・リズル(弦楽三重奏)、エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団のメンバーとしても活躍している。

Media

Concerto Repertoire

​Discography

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