
ピアノ
フィリッポ・ゴリーニ
Filippo Gorini
勇敢で、独創的な演奏
ガーディアン紙
フィリッポ·ゴリーニは、すでに巨匠の特質をそなえている
ル·モンド紙
知的なアプローチでマウリツィオ·ポリー ニの後継者と言われている
コリエーレ·デラ·セラ紙
現在29歳のフィリッポ・ゴリーニは、2015年にボンのテレコム・ベートーヴェン国際コンクールで優勝、および聴衆賞を受賞。2020年にはボレッティ・ブイトーニ賞、2022年にはイタリアで最も権威のあるアッビアーティ賞の最優秀ソリストを受賞している。
ミラノ・スカラ座、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルリン・コンツェルトハウス、ウィーン・コンツェルトハウス、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ロンドンのウィグモアホール、チューリヒ・トーンハレ、そしてパリのルイ・ヴィトン財団、ヴァン・クライバーン財団など一流の舞台で幅広く演奏を行っている。またオーケストラとは、ローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ミラノのヴェルディ交響楽団、フランダース交響楽団などと共演。 ソロや室内楽の幅広いレパートリーに加え、現代音楽作品にも積極的に取り組んでおり、シュトックハウゼン、クルターク、ブーレーズ、ラッヘンマンらの作品の演奏や新作初演も多い。
2023/2024年シーズンにはミラノ・スカラ座、カーネギーホールにデビュー、ダニエレ・ガッティ指揮/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団と共演、またニューヨーク、ボストン、フィラデルフィアなどでマールボロ音楽祭の室内楽ツアーを行った。
ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲、ハンマークラヴィーア・ソナタ、ソナタ第32番op.111を収録したアルバム(アルファ・クラシックス)はディアパソン金賞のほか、ガーディアン紙、BBCミュージックマガジン、ル・モンド紙などで5つ星を獲得するなど、高く評価されている。2021年にアルファ・クラシックスに録音したJ.S.バッハ「フーガの技法」は、ル・モンド紙の2021年のベスト・アルバムの一つにノミネートされた。
現在進行中の学術的プロジェクト「フーガの技法 探求」では、演奏能力だけではない彼のビジョンと創造性を発揮しており、ピーター・セラーズ(演出家)、フランク・ゲーリー(建築家)、サシャ・ヴァルツ(振付家)、アレクサンドル・ソクーロフ(映画監督)、アレクサンダー・ポルツィン(彫刻家)、アルフレート・ブレンデルらとバッハの音楽について行ったダイアローグの映像を収録し、イタリアを皮切りに、今後国際的に放送される予定。
また2025~2026年におこなう「Sonata for 7 cities」のプロジェクトではウィーン、ケープタウン、香港、ポートランド、ミラノなどの世界の7つの都市において、長期間滞在し、演奏だけでなく地域に根ざしたアウトリーチ、マスタークラス、慈善事業をおこなうほか、7人の現代作曲家に新曲委嘱をして初演する予定。このプロジェクトに対して権威あるフランコ・ブイトーニ賞を受賞している。
ベルガモのドニゼッティ音楽院とザルツブルクのモーツァルテウム大学を優秀な成績で卒業。その芸術的成長は、マリア・グラツィア・ベロッキオ、パヴェル・ギリロフ、アルフレッド・ブレンデル、内田光子らの指導によって支えられている。
初来日は2023年3月で、大井剛史指揮/名古屋フィルハーモニー交響楽団と酒井健治の協奏曲を初演、2025年6月には同団定期演奏会にてブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏。
Media
Concerto Repertoire
Discography
※外部リンクへ移動します