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ピアノ

第18回ショパン国際ピアノ・コンクール第2位
クリスチャン・ツィメルマン賞​(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞

アレクサンダー ·ガジェヴ 

Alexander Gadjiev

ショパン弾きとしてのガジェヴがほこる即興の才と驚くべき分析力は、彼の指が生み出すあらゆる音を活気づけている。それを支えているのは、彼の完全無欠なテクニックと、ニュアンスや音色の差を細やかにとらえる鋭敏な耳である。
(中略)
とはいえショパンの音楽は、ガジェヴの多彩な音楽的嗜好とレパートリーにとっては“大海の一滴”にすぎない。試しに、彼が2018年に発表したシューマンの《クライスレリアーナ》の録音に耳を傾けてみてほしい。その想像力に富んだ活気あふれる演奏は、アルゲリッチ、ホロヴィッツ、ペライアらの“永遠の名盤”に比べても遜色のない出来である。

— Jed Distler, Gramophone 2021年10月

2021年10月の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位およびクリスチャン・ツィメルマン賞(ソナタ最優秀演奏賞)を受賞。それ以前にも浜松国際ピアノコンクール(2015)、モンテカルロのワールド・ピアノ・マスターズ(2018)、シドニー国際ピアノ・コンクール(2021)でそれぞれ優勝を果たしている。

音楽と中央ヨーロッパの文化に囲まれた幼少期はガジェヴの歩みを決定づけた。前者は両親がピアノ教師・音楽家であった環境が大きく、後者は生まれ故郷ゴリツィア(イタリア)に由来する。ここはスロベニアとの国境からほど近く、多様な人々・文化・言語がごく自然に交差している街である。これらは、さまざまな音楽様式や音楽言語を貪欲に吸収し、自身に合わせて変化させる天性の能力をそなえたガジェヴに多大な影響をおよぼしてきた。


​父に師事し、9歳の時にオーケストラと初共演、10歳で初リサイタルを開いた。17歳で2013年、イタリアの教育機関で最高評価を得た若手だけが競うコンクール「プレミオ・ヴェネツィア」への出場を許され、その覇者となった。その後ザルツブルクのモーツァ
ルテウムでパヴェル・ギリロフに、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でエルダー・ネボルシンに師事した。

 

2019年から21年にかけてBBCニュー・ジェネレーション・アーティストとしてロンドンの著名なホールや音楽祭で演奏し、22年にはテレンス・ジャッド賞を受賞。また2023年にはイタリアの権威あるアッビアーティ賞と、スロベニアの芸術家に対する最高の賞
であるプレシェーレン賞を受賞した。そして2023/24年シーズンからトリノのウニオーネ・ムジカーレのアーティスト・イン・レジデンスを、また「ノヴァ・ゴリツァ/ゴリツィア欧州文化首都2025」の文化大使を務める。2024年からはイタリアとスロベニアの国境を越えたフェスティバル「Prečkanja–Sconfinamenti」の芸術監督を務めている。


​​これまでルイージ指揮/RAI国立響、メータ指揮/フィレンツェ五月音楽祭管をはじめ、ワルシャワ・フィル、マンチェスターのハレ管、シュトゥットガルトのSWR響、ベルリン・コンツェルトハウス管、プラハ響、エルサレム響、N響、京都市響などと共演。また、パリのサル・コルトーやモスクワ音楽院、フェニーチェ劇場などの世界主要ホールに登場し、2024年からは毎年ロンドンのウィグモアホールでリサイタルを行う。音楽祭へも数多く招かれ、ザルツブルク音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、オールドバラ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭などに参加している。


録音はリスト&シューマン作品集(Acousense)やシドニー国際コンクールのライヴ(デッカ)、チェレプニン&プロコフィエフ作品集(CA-vi Music)などがあり、最新『Legends』は2025年8月にOuthere Musicからリリース。

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合同会社 ノヴェレッテ   Novellette Artists Management

設立:2019年11月

代表:板垣千佳子

お茶の水女子大学卒業。1988年より株式会社KAJIMOTO(旧称:梶本音楽事務所)に勤務し、国内外アーティストのマネージャーやラ・フォル・ジュルネ音楽祭の制作室長を務める。
2018
年に退社後、2019年合同会社ノヴェレッテを設立した。
青山学院大学 総合文化政策学部 非常勤講師。

著書:ラドゥ・ルプーは語らない。

業務内容:

*クラシックの音楽家のマネジメント

*コンサートの企画制作

*海外アーティストの招聘

*ツアー・アテンド(英語・フランス語)

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